腕と脚の付け根に専用のベルトを巻き圧力をかけて、血流を制限して行うことで低負荷・短時間で効果を出すことが可能な筋力トレーニングです。
血流を制限すると、筋肉が低酸素になります。
筋肉が低酸素状態になると、普段日常では使われにくい、多くの筋肉を刺激をする事が出来ます。
加圧トレーニングの効果は4つあります。
① 加圧トレーニングは上肢制限のトレーニング が約10分、下肢制限のトレーニングが約15分。
合計約30分でトレーニング効果を得ることができます。
その最大の理由は、 血流制限によって起こる筋肉の低酸素状態による『速筋繊維群の強化』です。筋線維には大きく分けて速筋線維と遅筋線維の2種類があります。速筋線維は、いざという時に大きな力やスピードを発揮し、遅筋線維は持続的に力を発揮する時に向いています。速筋線維が減り筋力が低下しても、ふだんの生活では遅筋線維を使っているため、変化になかなか気づけません。「階段をスタスタ降りられない」「転びやすくなった」などの事を自覚するようになったら、一度自分の足腰の筋力を見直してみる必要があるでしょう。また加圧ベルトで血流を制限することで、血中の乳酸濃度が上昇し、その結果として成長ホルモンが最大で290倍分泌します。
他にアナボリックホルモンの分泌も盛んになります。
※アナボリックホルモン:筋肉を作る為の指令をする。
※成長ホルモン:筋肉と骨の成長を促す。脂肪を分解して血中に放出する。
② 低負荷でトレーニングできます。通常筋力アップを起こすには高負荷のトレーニングが必要となります。しかし加圧トレーニングは上記にもあるように通常のトレーニングとは違い、血流を制限して行うトレーニング為、少ない回数、低負荷で筋力アップをさせることができます。
③ 血流を制限しトレーニングをした後にベルトを外すと、血管に大量の血液が流れ、トレーニング前よりも一時的に血流が増大します。血流が増大する事で、血行障害が起こっている筋肉にも血液が流れ、肩こり・腰痛や浮腫みの改善に役立ちます。また、ケガをした箇所にも同様に血行障害が起こっている場合が多い為、早期回復にも役立ちます。
④ 体力がなくてもトレーニングが可能な為、幅広い世代の方が対象者になります。筋力アップに必要な高負荷を必要としない為、通常のウエイトトレーニングなどを実施する際に、フォームの安定が難しい方、筋力がない方、何かしらの疾病や制限がある方でも安易にトレーニングが可能です。加圧トレーニングの『低負荷』『短時間』という特性が、トレーニング初心者から、機能的な制限を持っている方、高齢者などまでの幅広い層の方がトレーニング可能になりました。
一度加圧トレーニングを体験してみませんか?
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